配置基準とは?概要と計算方法
医療・介護分野でよく聞く配置基準という言葉について紹介していきます。配置基準とは患者に対して必要な医療・介護職員の数のことを指しますが、施設の種類によってその割合が異なります。平成18年に行われた診療報酬改定では、看護師の領域において7対1の配置基準が採用されました。この改定は医療機関や看護師に大きな影響を与えることとなりました。ここでは具体的な配置基準の計算方法についても紹介していきますので、配置基準について詳しく理解していきましょう。
質を保つためにある配置基準
配置基準とは、病院に入院している患者や介護施設に入居している利用者の数に対して必要となる医師・看護師・介護職員の数です。例えば一般病棟では患者16人に対して医師が1人、患者3人に対して看護師が1人必要です。これは施設の種類によって割合が変わります。介護施設の場合、利用者100人に対して医師が1人です。基本的に、高度な医療や介護を必要とする施設のほうが、必要となる職員の割合が高いです。それと同時に、常勤換算という考え方も重要です。
手厚い看護の「7対1」
看護師の配置基準の中でも重要なポイントとなる7対1看護についてみていきましょう。2006年に施行された診療報酬改定により看護師を取り巻く環境は大きく変わりました。この改定の中で7対1の配置基準が定められ、この基準を満たすことができれば病院側は多くの診療報酬を得ることができるようになりました。また、看護師の労働環境改善にもつながり、患者に対しても質の高い看護を提供できるようになります。しかしその反面、基準を満たせない病院にとっては厳しい状況となっているのも事実です。
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