配置基準をめぐる動き
看護師の配置基準をめぐる動きについてみていきましょう。診療報酬改定は定期的に行われており、そのたび看護師の仕事に様々な影響を与えています。2006年に行われた改定では7対1の看護師配置基準が新たに創設されましたが、それにより恩恵を受ける病院がある一方で苦しい状況に追い込まれ苦悩している中小病院もあります。また、2018年の改定では看護師の配置人数によって変動する入院基本料の再編が行われました。それによってどのような変化があるのかを把握しておきましょう。
配置人数で入院基本料が変わる
入院基本料は配置される看護師の人数によって点数が算定されます。そのなかでも特に高い点数となるのが7対1入院基本料です。しかし、本来重症患者に適切な医療・看護を提供するために設けられた7対1の配置基準のはずが、入院基本料を得るために配置基準を満たしながらも軽症の患者を多く受け入れているケースがあるのではないかという疑問があり、それに伴い2018年に入院基本料の再編が行われました。その詳しい内容についてみていきましょう。
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