「7対1」の病院はメリットが豊富
看護師の人員配置が7対1の病院で働くメリットをみていきましょう。「受け持つ患者が少ない」「時間をとって看護を提供できる」「スキルアップできる」「給与が良い」「設備が整っている」といった部分をピックアップして紹介していきます。
受け持つ患者が少ない
7対1の最大のメリットと言えるのが、受け持つ患者の数が少なくなることです。具体的に言えば、4人部屋があったとして、約2部屋分の患者しか受け持たなくても良いということになります。多忙な仕事である看護師にとっては非常にありがたい状況です。余裕が出ればその分業務にもプラスの影響が出ますので、大きなメリットです。
時間をとって看護を提供できる
上記で説明した通り受け持つ患者が少なくなるので、患者ごとに必要な記録物も少なくなります。多くの患者を受け持つ場合その分記録物も多くなるので、患者に対して面と向かって対応できる時間が少なくなってしまいます。これが一気に減ることになるので、直接ケアを提供できる場面も増えます。看護師としての本来の業務に集中できるため、仕事にやりがいが出てくるでしょう。
スキルアップできる
7対1の配置基準を導入している病院は重症患者をほかの病院よりも多く受け入れている傾向があります。重症患者を担当する場合、手厚い看護を提供できるように患者の受け持ち人数をさらに少なくするケースもあります。そうすることで、重症患者をしっかりと診ることができます。重症患者への看護ケアは看護師のスキルアップにつながります。そのため、レベルの高い看護師を目指すためには良い環境だと言えます。
給与が良い
7対1の配置基準を導入している病院は給与が良いです。なぜなら、入院基本料が多く算定されるので病院の収入が多いからです。また、それ以前に7対1の配置基準を目指すために病院側は良い条件を提示して多くの看護師を確保しようと動いています。そのためほとんどの病院では給与が良いでしょう。上述で紹介したメリットと併せて考えると、労働負担が軽いなかでやりがいをもって働くことができ、さらに給与も良いということになります。
設備が整っている
7対1は診療報酬が高いので病院としても良い設備を整えることができます。そのため、7対1の配置基準を満たしている病院には最新の設備が導入されています。医療機器だけではなく職場環境も整えられていることが多いため、最新医療を学びながら快適な環境で働くことができるでしょう。
人気トピックス
「7対1」の病院はメリットが豊富
人員配置が7対1の病院で働くことのメリットを紹介します。受け持つ患者が少なくなることによって負担が減り業務に良い影響が出るだけでなく、給与をはじめとした待遇面でもメリットがあります。
手厚い看護の「7対1」
7対1で看護師を配置する場合、患者だけではなく病院側にも多くのメリットがあります。2006年の診療報酬改定で導入された7対1の配置基準について、現場にどのような影響を及ぼすことになったのかを紹介します。